高齢者の犯罪と福祉的支援
令和2年の警察白書(https://www.npa.go.jp/hakusyo/r02/honbun/index.html)によれば,「近年、刑法犯の検挙人員が減少している中、高齢者人口及び総人口に占める高齢者人口の割合の増加もあり、高齢者の刑法犯検挙人員は、平成10年代に大幅に増加し、その後も高い水準を維持している。また、検挙人員総数に占める高齢者の割合は、平成元年(1989年)から令和元年(2019年)にかけて2.1%から22.0%に上昇した。」とのことです。
当事務所では,この問題に関して医療機関,社会福祉士等の福祉関係者,地域とも連携をして,犯罪をしてしまった高齢者の方の支援に取り組んでいます。
このような取り組みを通じて,刑務所から出所したばかりで通常,実刑になる方について,実刑を免れたり,起訴の可能性が高い方の不起訴を勝ち取ったりと,実績を積み重ねています。また,刑事処分が終わった後の地域への定着等のフォローにも協力させていただいております。また,このような問題で悩まれるご家族のご相談にも対応させていただき,刑事事件だけではなくご家族のお悩みにも対応できる体制づくりにも努めております。
このような問題で悩まれている方は一度,ご気軽にご相談ください。
弁護士 屋宮昇太