屋宮弁護士が障害者刑事弁護に関する研修会の講師を務めました!
当事務所の屋宮昇太弁護士が,令和5年1月11日に,弁護士会館で開催された東京弁護士会,第一東京弁護士会,第二東京弁護士会から推薦されたメンバーで構成される東京三弁護士会障害者等刑事問題検討協議会主催の「事例を通して学ぶ障害者刑事弁護——社会復帰支援につながる刑事弁護を目指して」と題する研修会で講師を務めました。
この研修では,屋宮弁護士が具体的な事例を通して障害者刑事弁護のモデルケースを示す講義を行い,続いて,現在の弁護士会の障害者刑事弁護の支援体制や社会福祉士等が作成する更生支援計画の積極的活用方法を第一東京弁護士会の宮田桂子弁護士が講義しました。
屋宮弁護士は,講義の中で,障害を持った方が逮捕された直後から検察官や裁判官に障害の理解をしてもらう活動をするとともに,社会復帰に向けた社会福祉士等の作成する更生支援計画の重要性を訴えました。屋宮弁護士は,このような活動を通して,障害を持った方に刑罰で臨むのではなく,福祉的な措置を充実させることで,再犯の防止を図ることと,本人の社会復帰支援が実現でき,弁護士としてやりがいのある活動であることを訴えました。
この研修会には,東京三弁護士会に所属する弁護士のみならず,社会福祉士や精神保健福祉士等の福祉関係者等も多数,参加されていました。この研修会では,講義終了後に活発な質疑応答も行われ,専門職の垣根を超えて,罪に問われた障害者の方々の刑事弁護活動やその後の支援活動について技術を深め合う研修会となりました。
当事務所では,障害等から生きづらさを抱えた方々に対する支援活動について職域を超えて専門家が連携して弁護活動を行っており,多くの成果を挙げております。これからも,弁護士としてより良い社会を築くためにできる限りの努力をしてまいりたいと思います。