自宅で拳銃をみつけたら―――弁護士石井城正

 珍しい内容の相談を受けたときの話を書きたいと思います。

 私は、ご主人を亡くされた奥様からの依頼で、遺産分割交渉の事件を受任していました。

 あるとき、その奥様から電話があり、「主人の遺品のなかから拳銃がみつかった」、「どのように対応したらいいですか」と相談がありました。

 私が、すぐに警察署に電話をして事情を話すと、警察官が依頼者の自宅を訪問して確認することになりました。

 私も、奥様の自宅に駆け付けたところ、自宅には既に5名の警察官が到着していました。

 警察官に確認してもらったところ、拳銃は精巧に作られたモデルガンであることが分かり、拳銃は本物ではありませんでしたので、この問題は解決しました。

 私が、臨場した警察官に話を聞いたところ、警察に対して「遺品の中から拳銃が見つかった」という相談が時々あるそうです。

 自宅で拳銃を見つけた際には、すぐに警察署に連絡するのが正しい対処法の様です。

 これからも、依頼者に寄り添いながら、問題解決のために力を尽くしていきたいと思います。